♫前回からの続きです♬夫には
行動を起こす前に
LINEに書き込んで連絡しておきました。
きっと読んだ頃には‥
娘と私は
担任の先生に
素直な自己決定をお伝えしているはずだから‥
夫はびっくりするだろうけど
娘の選択を理解してくれるから大丈夫♫
‥と‥そう思いました。
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三者面談に向かいました。
静かな場所だったので小声で娘に確認しました。
私「気は変わらない??」
娘「うん。あのコト^_^先生に言いたい。」
目を合わせて私と娘で握手しました。
教室に呼ばれて中へ。
笑顔でいつも対応してくれる素敵な先生。
幸いにも1年から同じ担任の先生です。
まずは学校での様子や成績や進路について
先生からの話を聞き、
その後にこちらが伝えたい話ができました。
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過敏性腸症候群のことは
1年のときから同じ担任の先生に伝えましたので
理解はそれなりにはしてくれたのですが。
本人にしてみたら結構深刻で‥と
伝えることができました。
保健室へ行きたいけれど
言い出しにくいのは変わらずで、
不安なきもちで授業を受けるという日々。
登校途中に、電車を降りてトイレへ行けば
遅刻にもなるし、
遅刻ギリギリで行けば、知らない先生には厳しめに助言される訳で‥
とにかく、学校へ行く気力が、
(側から見たらわからないけれど)
ものすごくパワーが必要になっていること。
不安がいつでもあること。
行きたくない気持ちは膨らんできていることを
親の目線から伝えることができました。
女子だし(男子も同じですが)、
理由が理由だし、
つらいでしょうね、と言ってくださいました。
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(普通に授業を受けているときも、
不安と闘っていたり、
言い出せず苦しんでいることを、
懇談会後すぐの高校生活で
先生同士で情報共有して下さいました。
そっと‥理解が広まって‥
他の先生から厳しい目で見られたり、
注意を促されたりは無くなりました。
規律を守る事や、我慢を当たり前とする雰囲気の中で、娘の深刻さを理解して頂いて‥
少し優しい目と声をかけて頂ける変化に
ホッとさせてもらい、とても有り難かったです。)
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先生との話で最後に
進路についての話に戻りました。
娘が今まで書き込んできた希望する大学について
アドバイスを下さいました。
先生「最近はまた違う学部に魅力を
感じてるみたいだね。」
先生「迷っているようだけれど、以前の希望してた学部もおすすめだから、候補には入れながらしばらく考えていこうよ。
成績はこの高校では順位が悩みでもね、
ほら見て。問題ないのよ。
卒業生たちもそう。受かっていくのよ。
大丈夫なんだから自信を持っていきましょね!」
‥と先生からもいくつかの大学を勧めてくれました。
私「親身になって‥
娘の進路について
考えてくださってありがとうございます。
‥最後になってしまったんですが‥
お伝えしたいことが。
‥実は‥
‥娘と考えていることがありまして‥。」
娘と目を合わせ‥
頷き合いながら‥
決意を話し始めました。
私「過敏性腸症候群の悩みですが、
娘の悩みと不安を
今、しっかり受け止めるようになりまして。
‥
あとは‥、
数学の課題の量の多さに、
難しさに
相変わらずに悩んでる状態で。
勉強を理解せず写すだけの作業には
本人も辛さが増してきて悩みまして‥。
‥
色んな悩みから‥
‥情緒不安定で睡眠不足で‥
ますます、過敏性腸症候群の具合も悪くなるという悪循環に悩みまして‥‥。
本人が決意しましたので
本人からお伝えしたいです‥。」
娘「あの、‥急なんですけど‥。
自分はどうしたいかを考えまして‥。
この高校を辞めて、
通信制高校へ通いたいと
考えるようになりました‥。」
先生「‥。ん?えっっ???
この高校を??辞めたいの??
えっ??‥いつ辞めようと考えてるの?」
娘「夏休み以降から‥辞める形に‥
したいです‥。」
私「‥先生方には今まで丁寧にご指導下さったことは感謝するばかりなんですが、
やはり、予測がつかずトイレ事情があることはかなりのストレスで体も心もつらい状態を
見てきましたので。
電車にも乗りたくなくて結局ずっと
車で送迎しています。
最近、本人の悩むきもちを聞いて
夫婦で受け止めました。
通信制高校についても調べまして
夏に説明会へ行く予定を立てました‥。
夫が転職をしましたから、
進路については
娘にも刺激があったんだと思うんです。
いろんなことから
辞めることを考え始めたと思います。
突然にお伝えしてしまい
驚かせてしまい申し訳ありません。
娘のこのきもちは。
最近
強くそう思うようになったそうです。
進路希望の大学や学部は、
もし中退したら、
その大学へはチャレンジできないのも、
本人には伝えてあります。
親としましては
体と心のことが、今一番大切にしたいと思いました。
本人の希望に任せたいと思っています。」
先生「‥‥‥。えー〜〜〜!!
そんな‥。
さみしい〜‥。
おってほしい‥。」
先生「数学の順位だって気にしなくても
いいって‥さっきも言ったでしょ?
大丈夫なのよ。
点数だってね!
例えば極端にね、0点とっても。
卒業できるのよ。
それに進路は理系じゃないんだから。」
娘「‥。」
娘「‥え‥っ?」
娘「数学のテストは0点とっても?
卒業できるんですか?」
‥娘の中で何か気持ちが変わりました‥笑‥。
先生「‥‥。そう‥0点とっても卒業できるわよ。
だからここで卒業してほしいと先生は思うわ。
〇〇〇ちゃんや□□□ちゃんだって
びっくりするよー。寂しがるよ‥。
体育祭一緒にできると思ってるだろうし、
休み明けから辞めちゃうなんて。
‥先生もさみしい‥。」
娘「先生‥!
数学は3教科あるんですけど‥。
質問なんですけど‥‥
‥0点2つあったら‥??」
先生「‥‥。‥大丈夫。
‥0点でも卒業はできる!!」
いつの間にか
娘の表情が明るくなってきていました‥。
先生「とにかく、ねっ!
7月末で辞めるなんていうのは、
実際に手続きもあるから難しいですし。
是非考え直して夏休み明けにも来てほしいです。」
娘「‥元気が少し出ました‥。
先生ありがとうございました‥。
家でよく考えたいと思いました。」
先生「はい。気持ちはわかったからね、
よく考えて決めてくださいね。」
私「先生ありがとうございました。
本人が気持ちがどう変わるか。
ご迷惑をおかけしますが、
夏休みの間見ておこうと思います。
驚かせてしまい、すみませんでした。
聞いてくださってありがとうございました。
本気だったため辞める決心で来ましたが、
先生の言葉、本当に感謝いたします。
夏休みの期間は、
本人が言い出した大学の
オープンキャンパスに行ってみます。
行きたい目標ができたら進路選択が
変わるかもしれませんから。
そして、もう一つ。
通信制高校の説明会にも
夏休み中に参加してよく考えてみます。
高校で人間関係で悩みは聞いてないです‥。
今の先生からの話で
娘の顔色が変わりましたし、
過敏性腸症候群のことも
先程の話でご配慮頂けるということでしたので‥
安心感を頂きました‥。
夏休みの間、
後悔がないように考えてから
どうしたいのかを
休み明けに本人から伝えさせてください。」
先生「高校はいつでも辞めたいと思えば
辞められるのよ。先生のきもちは伝えたからね。
よく、落ち着いて考えてきてね。
夏休み明けはまずは登校ということでいいですか?
待ってるよ?」
娘「‥」うなずき、先生と目を合わせて、
お辞儀をしました。
先生「まずは、話ができて良かったです。
あー、びっくりしたわよ。あー‥」
先生もぐったりしながらニコッ。
そんな三者面談があったのでした。
通信制高校見学と説明会に参加した結果、
娘「今の友だちと一緒に卒業できるなら
したいかなーと思うようになった。
数学の嫌さも、あの0点の話を聞いて^_^元気が出た。辞めずに通ってみようかな。
また迷うかもしれんけどね。」
そんな答えを出しました。
大学のオープンキャンパスも体験しに行き、
イメージが持てました。
似たような学びができる専門学校を候補にしながら、
しばらく保留にしていました。
自分のタイミングで進路を決めて
先生に早々と伝えていました。
‥自分の心に正直に行動したら‥
娘のストレス具合は
かなりかなり軽減したと思います。
過敏性の症状はあるにしても‥!不安は減り、
何とかなる!と思えるきもちになりました。
悩んだとき。
困ったとき。
自分なりの覚悟をきめたとき。
言葉にして
心の中身を伝えてみることは
勇気と覚悟が要りますが。
親子だけの話し合いでは見つからなかった選択肢が!
先生のおかげで生まれてきました。
道が増えました
心から
先生のお人柄とお気持ちと対応に
感謝しました。
娘は勉強にヒーヒー言いながらも、
先生にはいつでも話ができるという
安心感をもらい、
力を少し抜けるようになり、
遅れて数学課題の提出物を出すのを
許してもらい‥
自分の選択で
体調に無理せず休みながら‥。
高校のイベントを楽しめて
いい思い出も、つらい思い出も
作れたようです。
思いを言葉に出して良かったね
電車は避ける生活で
卒業時まで送迎に疲れましたが、
それはそれで
娘とのいい時間になりました。
♫読んでくださってありがとうございました♪